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バレット食道、バレット上皮

食道の内側の粘膜上皮は扁平上皮で、胃の上皮は円柱上皮で組織が異なります。

食道と胃のつなぎめ(食道胃接合部)では、食道上皮と胃上皮の境界が内視鏡で認識できます。

繰り返す逆流性食道炎の結果、食道下部の粘膜が円柱上皮に置換された状態(これを円柱上皮化食道とも表現します)となり、この円柱上皮化食道をバレット食道と定義しています。

バレット食道には、食道腺がんの発生に関係する腸上皮化生が80%程に認められており、食道がんのリスクのある状態といえます。(年間発癌リスク0.3%程度)

 

一度発生したバレット食道が改善することは稀です。

ただ、胃酸の逆流などによってバレット食道が広がっていくのを抑えるために、逆流性食道炎にも用いる内服薬(制酸薬)を投与することがあります。

典型的なバレット食道は食道胃接合部より連続する円柱上皮が全周性に3cm以上と規定されています。円柱上皮が部分的な状態をバレット上皮といいます。

バレット食道・上皮の診断には、内視鏡検査が必須です。